北朝鮮、不法入国した米国人男性の釈放拒否
北朝鮮に不法入国したアメリカ人男性の釈放のため、アメリカ政府は職員を北朝鮮に派遣したが、北朝鮮側は男性の釈放を拒否した。
アメリカが釈放を求めているのは、今年1月、北朝鮮に不法入国し、労働教化8年の判決を受けたアイジャロン・ゴメス氏。北朝鮮の国営メディアは、ゴメス氏が自殺を図ったなどと伝えていた。
アメリカ国務省・クローリー次官補は16日の会見で、国務省職員と医師ら4人を9日から11日まで北朝鮮・平壌に派遣、入院中のゴメス氏と面会したほか、北朝鮮当局と直接釈放交渉を行ったことを明らかにした。北朝鮮側は釈放を認めなかったが、クローリー次官補は「必要であれば今後も直接協議を行う」と話している。