新疆ウイグル自治区でテロか、7人死亡
民族問題を抱える中国・新疆ウイグル自治区のアクスで19日、電動三輪車が爆発し、7人が死亡した。地元政府の報道官は、ウイグル人によるテロ事件との見方を示している。
中国国営・新華社によると、北西部にある新疆ウイグル自治区のアクスで19日午前、電動三輪車が爆発し、7人が死亡、14人がケガをした。地元政府の報道官はAP通信などに対し、「爆発物を積んだ電動三輪車が人の列に突っ込んで爆発した。三輪車を運転していたウイグル人の容疑者1人を逮捕した」と述べ、テロ事件との見方を示している。
新疆ウイグル自治区では、中国政府や漢族に反発するウイグル人が08年8月に相次いで爆弾テロ事件を起こしたほか、09年7月には大規模な暴動が起きるなど、民族対立が深刻な問題となっている。