支持率低迷で課題満載? 米大統領が夏休み
アメリカ・オバマ大統領が19日、10日間の夏休みに入った。しかし、秋の中間選挙を前に支持率低迷が続き、夏休みでリフレッシュとはいかないようだ。ワシントン支局・平野亜由子記者が報告する。
オバマ大統領は19日、休暇先のマサチューセッツ州へと旅立ったが、11月の中間選挙を前に厳しい状況に追い込まれている。夏休み直前、オバマ大統領はフロリダ州など激戦州を回り、民主党支持を訴えた。しかし、失業率改善の兆しが見られないことなどから、オバマ大統領の支持率は低迷、大統領の応援演説を望まない候補者も相次いでいる。
最近では、ニューヨークの同時多発テロの現場近くにイスラム教の礼拝所・モスクを建設することを支持する発言が波紋を広げ、18日の「ラスムッセン」による世論調査では、オバマ大統領を「支持する」は45%、「支持しない」は54%となった。メキシコ湾の原油流出事故への対応や不法移民対策など新たな課題も浮上していて、支持率回復の兆しはなく、課題を抱えたままの夏休みとなりそうだ。