機材トラブル ソユーズの帰還遅れる
国際宇宙ステーションから飛行士3人を乗せて24日に帰還する予定だったロシアの宇宙船「ソユーズ」が、機材のトラブルのため、ステーションから離脱できなかった。
イタル・タス通信などによると、日本時間24日午前0時35分ごろ、ミハイル・コールニエンコ船長ら3人の乗ったソユーズが国際宇宙ステーションを離脱しようとしたが、自動装置が作動しなかった。現在、ロシア宇宙飛行管理センターが原因を調べているが、詳しいことはまだわかっていない。
空気漏れや機体の損傷などはなく、ソユーズは日本時間24日深夜から25日未明にかけてもう一度、離脱を試みるということだが、再びトラブルが起きた場合は手動で離脱する方針。また、現段階では、乗員救出のため新たなスペースシャトルやソユーズを派遣する考えはないという。