ハイチでコレラの感染が拡大、208人死亡
今年1月、大地震に見舞われたカリブ海の島国・ハイチで、中部地方を中心にコレラの感染が拡大し、これまでに200人以上が死亡した。
ハイチの保健当局によると、コレラに感染して死亡した人はすでに208人に上り、さらに2674人が感染している。このうち194人の死者を出した中部・アルティボニト地方では、コレラの急な拡大に医療関係者が不足している。また、患者を病院内に収容しきれず、庭にベッドを並べて治療が行われるなど衛生状態の悪化が懸念されている。
事態を受けて、プレバル大統領は「被害を最小限に抑えるため、必要なことはすべて行う」と発表した。政府は医師の派遣や医療物資の早急な供給など、対応に追われている。