金総書記、正恩氏同行で中国人兵士の墓訪問
北朝鮮・金正日総書記は26日、後継者の三男・正恩氏を同行させ、朝鮮戦争に中国軍が参戦してから60年となるのに際して、戦死した中国人兵士の墓を訪れた。金総書記が中国軍に関係した場所を訪れるのは異例。
国営・朝鮮中央通信によると、金総書記は26日、北朝鮮南部・平安南道にある戦死した中国人兵士の墓などを訪れた。墓には、故毛沢東主席の長男・岸英氏の遺体も埋葬されている。正恩氏は、金総書記が着ているジャンパーに似たデザインのジャンパーを着ていた。金総書記は「血で結ばれた親善のバトンを後の代に伝えるのは両国の重大な使命だ」と強調している。
正恩氏を同行させて中国軍に関係した施設を訪問することで、後継体制を見据えて中国との関係を重視していることをアピールする狙いがあるものとみられる。