米中間選挙迫る 民主党支持者らが決起集会
中間選挙戦の最終盤を迎えたアメリカの首都・ワシントンで30日、劣勢が伝えられる与党・民主党の支持者らが決起集会を開いた。
集会には20万人以上が参加し、広場を埋め尽くした。その多くが民主党の支持者で「来月2日に必ず投票に行こう!」と呼びかけた。
しかし、長引く景気の低迷や巨額の財政赤字などが原因で民主党への風当たりは強く、選挙戦最終盤でも劣勢に立たされている。「ブルームバーグ」による最新の世論調査でも、「野党・共和党の候補に投票する」とした人は47%と、「民主党の候補に投票する」と答えた44%を上回っており、議会下院では与野党が逆転する可能性が高まっている。
「いい顔をしているね!盛り上がっているかい?投票準備はできている?」-選挙戦最後の週末となった30日も、オバマ大統領は遊説を行った。しかし、民主党への支持は広がりを見せておらず、形勢を逆転するのは難しい状況。中間選挙は来月2日に投票日を迎える。