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2010年11月4日 0:51

“経済”めぐる怒りがオバマ政権に爆発か

 アメリカ・オバマ政権の成果を問うアメリカ中間選挙の投票が終わり、与党・民主党の歴史的な敗北が決定的となった。政権与党が60議席以上を失って敗北するのは、62年ぶりとなる。経済問題をめぐる怒りがオバマ政権に対して爆発したとの見方が大勢を占めている。

 現地メディアは、約60年ぶりの「歴史的大敗」だと結果を大きく報じている。「有権者が怒りのメッセージを送った」との見出しで、「オバマ政権の経済政策への不満などが与党を敗北に追い込んだ」と報じる新聞もある。また、「ニューヨーク・タイムズ」も「有権者は、怒りよりもあきらめている」とした上で、「経済の立て直しを求めている」と伝えている。

 選挙の結果を受け、オバマ政権としては、議会運営でこれまで以上に野党・共和党との協調が重要になってくる。オバマ大統領肝いりの医療保険制度改革法は、野党の意向を無視する形で成立まで突き進んだが、今後は、そうした強引な手法は使えなくなる。オバマ大統領は早速、共和党幹部に電話し、審議への協力を呼びかけた。

 こうした議会運営の難しさに加え、経済の立て直しが緊急の課題となる。国民が景気回復を実感できるかどうかが、大統領選挙再選の鍵を握るといえる。