シンガポールからオーストラリア・シドニーに向けて飛び立った「カンタス航空」の大型旅客機が、離陸直後にエンジントラブルを起こし、緊急着陸した。

　ＡＰ通信などによると、シンガポール・チャンギ国際空港を離陸し、オーストラリア・シドニーに向かっていたカンタス機が、上空でエンジンの一つが緊急停止したため、再び空港に戻り、日本時間４日午後１時ごろ、緊急着陸した。在シンガポール日本大使館などによると、乗客・乗員４５９人にケガ人などは出ていないという。

　このカンタス機はエアバス「Ａ３８０」型で、５００人以上が乗ることができる最新鋭の超大型旅客機。ＡＰ通信によると、シンガポール近くのインドネシア北部・バタム島の住民らは、爆発音を聞いたほか、島内のショッピングモールに破片が散乱していると伝えている。