中国最大の“軍事航空ショー”を公開
軍備の拡大を続ける中国で15日、戦闘機やロケットといった航空兵器などを集めた国内最大規模の航空展示会が報道機関に公開された。
この航空展示会は2年に一度開かれるもので、価格が比較的安い中国製の兵器を途上国向けに紹介する場となっている。中国・珠海で行われた展示会の会場では、中国製の戦闘機や地上兵器のほか、宇宙開発用のロケットなどが展示されていた。
今回の展示では、初めてパキスタンも参加した。会場には、中国とパキスタンが共同開発した戦闘機が展示されていて、両国の関係の親密さをアピールしている。両国は、ともにインドと国境を接していて、防衛面での利害関係が一致することから軍事面での協力関係を強めている。
一方、情報管理の面から敏感になっている一面もうかがえ、最新鋭の戦闘機や現在進められている空母の艦載機に関する研究の成果などは公開されなかった。