北朝鮮側、米韓合同軍事演習を激しく非難
北朝鮮が韓国の島を砲撃し、朝鮮半島の緊張が高まる中、アメリカと韓国の合同軍事演習が28日、朝鮮半島西側の黄海で始まった。これに対し、北朝鮮は「演習は、地域の情勢を全面戦争の局面に追い込む危険極まりない軍事的挑発だ」と激しく非難した。
米韓合同軍事演習には、アメリカの原子力空母「ジョージ・ワシントン」など艦艇12隻と航空機が参加している。韓国軍によると、演習は24時間態勢で行われるという。
これに対し、北朝鮮は「演習は、地域の情勢を全面戦争の局面に追い込む危険極まりない軍事的挑発だ」と激しく非難した。砲撃が行われた韓国・延坪島対岸の北朝鮮側では、これまでは見られなかった兵士らしき人影が確認された。
延坪島では、北朝鮮軍に砲撃の兆候があるとして、住民に一時、退避命令が出されるなど緊張した状態が続いている。