オバマ大統領、共和党の議会指導部と会談
アメリカ・オバマ大統領は11月30日、中間選挙での大敗を受け、共和党の議会指導部と会談し、年内成立を目指す重要法案への協力を求めた。
中間選挙の結果を受けて、年明けの議会では共和党の勢力が強まることから、オバマ政権は年内に重要法案を可決・成立させることを目指している。このため、オバマ大統領は11月30日、中間選挙後初めて、共和党の議会指導部と会談し、ロシアと合意している新たな核軍縮条約(=新START)の年内批准などをあらためて求めた。しかし、条約の年内批准に反対している共和党の理解を得ることはできなかった。また、年内で期限が切れる大型減税策の延長についても協議されたが、結論は出なかった。
オバマ大統領は引き続き共和党と協議するとしているが、重要法案の年内可決は難航するものとみられる。