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NY株、大幅反発 249ドル高で取引終了

2010年12月2日 8:47

 1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパの信用不安が薄らぐ兆しが見えたため世界経済の先行きへの懸念が和らぎ、午前中から急反発してスタートした。

 アメリカ国内でも良い指標が並んだ。まず、11月の製造業の景況指数が市場の予想を上回った。また、インターネットでの小売りが活発になる「サイバーマンデー(感謝祭明けの最初の月曜日)」の売り上げが前年比16%の大幅な伸びを記録、初めて10億ドルを突破したと調査会社が発表した。さらに、アメリカの民間雇用報告は高い伸びを記録。投資家のアメリカ経済復活への大きな期待感につながった。

 こうした流れを受け、ダウ平均株価は前日比249ドル76セント高い1万1255ドル78セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比51.20ポイント高い2549.43だった。