民間企業製造の宇宙船 軌道投入実験に成功
アメリカの宇宙ベンチャー「スペースX」は8日、スペースシャトルの引退後に宇宙に物資や人員を運ぶ宇宙船「ドラゴン」を軌道に投入する実験に初めて成功した。
「ドラゴン」を搭載したロケットは、日本時間9日午前0時40分過ぎ、アメリカ・フロリダ州の空軍基地から打ち上げられた。「ドラゴン」は、地球を回る軌道を2周した後、太平洋に着水した。
「ドラゴン」は、アメリカの民間企業が製造した7人乗りの新型宇宙船で、来年、スペースシャトルが引退した後、宇宙ステーションに物資や人員を運搬する手段として注目されている。
「ドラゴン」の打ち上げ実験はこの後、2回行われ、来年中には最初の貨物を宇宙に運ぶ予定。