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緊張拡大は米韓の責任と非難~北朝鮮外相

2010年12月11日 4:08

 北朝鮮・朴宜春外相は10日、朝鮮半島の緊張拡大は、アメリカと韓国の責任だなどと鋭く非難するとともに、核兵器などの軍備を強化する方針を示し、核の放棄を完全に否定した。

 朴外相は10日、北朝鮮・平壌でロシアのインターファクス通信のインタビューに答え、「我々は、軍を優先させ、核抑止力を基礎に防衛力を高めてきたが、その選択が正しかったと今あらためて考えている」と述べた。その理由として、朴外相はアメリカが北朝鮮を孤立化させ、圧力をかける政策を推し進めていること、韓国政府がこれまでの合意をすべて放棄し、対決姿勢を強めていることを挙げ、両国を厳しく非難した。

 先月23日の砲撃事件については、「防衛のため強い措置をとったのであり、分別のない軍事挑発に対する行動だった」などと、自らを正当化している。また、「我が国は6か国協議の再開を支持しているが、アメリカは対話の再開を望んでいない」として、「朝鮮半島の緊張の高まりはあくまで自分たちの責任ではない」などと強調した。