根岸英一氏、授賞式後の晩さん会でスピーチ
10日にスウェーデン・ストックホルムで行われたノーベル化学賞の授賞式でメダルを授与されたアメリカ・パデュー大学の根岸英一特別教授(75)は、その後の晩さん会で、化学賞を代表してスピーチをした。
授賞式は日本時間11日午前0時半から始まった。「クロスカップリング反応」の業績が紹介されたあと、根岸氏と北海道大学の鈴木章名誉教授(80)に、スウェーデン国王からメダルと賞状が授与された。
日本時間11日午前3時からは晩さん会が行われ、鈴木氏は文学賞を受賞したペルー出身の作家の向かいに、根岸氏はスウェーデン・ビクトリア王女の隣に座った。また、化学賞を代表して、根岸氏が2分間のスピーチを行った。
根岸氏「ノーベル賞を受賞するということは、生涯かけて疑問を持ち、探求し、実験し続けたことへの何よりの評価です」
2人がホテルに戻ったのは、授賞式から約7時間後で、その表情には充実感が漂っていた。
鈴木氏「料理もおいしかった。エブリシング イズ OK(全てよかった)」
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