COP16 結論を来年に先送り
メキシコ・カンクンで開かれている、地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP16」は11日、13年以降の対策について、結論を来年に先送りする合意案を採択した。
COP16では、先進国だけが温室効果ガスの削減義務を負う京都議定書を延長するかどうかが焦点となっていたが、11日に採択された合意案では、「ポスト京都議定書について、できるだけ早い作業完了を目指す」として、結論は先送りとなった。また、日本などが求めていた中国とアメリカを含む新しい枠組みについても、結論は出なかった。
会議では、京都議定書を延長したい途上国と、新たなルールを求める日本など先進国の対立が続いていた。