北に向け…軍事境界線近くでツリー点灯

北朝鮮との軍事境界線に近い韓国・愛妓峰展望台で21日午後、7年ぶりにクリスマスツリーの点灯式が行われた。
愛妓峰展望台は北朝鮮までの距離がわずか1.3キロで、豊かな生活を見せつけることで北朝鮮住民の気持ちを揺さぶる効果があるという。北朝鮮を刺激するとして中断していたが、砲撃事件などを受け、韓国政府は今年、再開に踏みきった。
反発した北朝鮮がツリーを挑発の標的にするのではないか、という指摘もあり、現場では韓国軍が「敵の砲撃が起きた際の対処法」を記した紙を配り、参加者は点灯式の後、すぐに離れた場所へと誘導された。
ツリーは、26日まで緊張が続く南北の最前線を照らす。