同性愛者の軍入隊認める法律が成立 米国
アメリカで22日、これまで禁止されていた同性愛者の軍への入隊を認める法律が成立した。
アメリカではこれまで、同性愛者であることを公表している人に限り、軍への入隊を禁じてきた。このため、同性愛者であることを隠して入隊した後に事実が明らかになり、除隊処分になった人は1万3000人以上に上る。
同性愛者の入隊許可については、保守的な共和党議員を中心に反対の声が根強くあったが、先週、議会上院で法案が可決され、オバマ大統領が22日に署名して成立した。ただ、法律の施行にあたっては、現場の規律などに影響を与えないかどうか、調査が一定期間行われることになっている。