NYダウ 2日連続で今年の最高値を更新
22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価終値は2日連続で今年の最高値を更新した。
アメリカ商務省が発表した第3四半期の実質GDP(=国内総生産)の確定値は、前期比で2.6%増加し、5期連続のプラスとなった。しかし、増加幅は市場予想を下回っており、「アメリカ経済回復の動きは出てきているが、成長率は今一つ」というのが投資家の受け止め方で、ダウ平均株価に大きな影響はなかった。しかし、11月の中古住宅販売件数が前月比で年換算5.6%増加するなど明るい材料も見られ、株価は上昇した。終値は前日比26ドル33セント高い1万1559ドル49セントと、2日連続で今年の最高値を更新した。
また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比3.87ポイント高い2671.48で、5営業日連続で伸びている。
市場には、来年への期待感が満ちている状態だともいえる。