砲撃から1か月、韓国軍が大規模訓練実施へ
北朝鮮が韓国・延坪島を砲撃してから23日で1か月となる。韓国軍は、実弾を使った、冬としては最大規模の訓練を行い、北朝鮮が新たな挑発を行った場合、徹底的に反撃する姿勢をアピールする考え。
訓練は北朝鮮との軍事境界線近くで23日午後2時から行われる。兵士800人と戦車や多連装ロケット、空軍の戦闘機も参加し、冬に行われる陸軍と空軍の訓練としては最大規模になる。
韓国では、「延坪島への砲撃に対する対応が十分でなかった」として軍への批判が高まっている。軍は訓練を一般市民ら2000人に公開し、北朝鮮が新たな挑発を行った場合、徹底的に反撃する意思を見せつけるとともに、備えが万全であることをアピールしたい考え。
これに対し、北朝鮮・朝鮮中央通信は23日朝、「侵略戦争の策謀に熱を上げている」と非難した。