仏ルノー、幹部3人停職 EV機密漏えいか
フランスの自動車大手「ルノー」が、電気自動車(EV)の開発に関する機密情報を漏らした疑いで、幹部社員3人を無期限の停職処分にしていたことがわかった。
3日付で停職処分となったのは、ルノーの役員を含む幹部社員3人。AFP通信などによると、3人が漏らしたとされるのは、ルノーが「日産自動車」と提携し、実用化を進めている電気自動車の技術のうち、各社がしのぎを削る電池やモーターの機密とみられている。
ルノーは、流出先については明らかにしていないが、現地メディアは「背後には、ライバルの自動車メーカーなどがある」との見方を示している。
フランス・ベッソン産業相は「深刻な問題だ」として、企業の機密管理を強化するよう担当部署に指示した。