日米外相会談 同盟深化協議の加速を確認
アメリカを訪問中の前原外相は6日、ワシントンでクリントン国務長官と会談した。今年春に予定される菅首相の訪米に向けて、同盟深化の協議を加速することを確認した。
会談では、沖縄・宜野湾市の普天間基地移設問題で、去年5月の日米合意を進めることを確認するとともに、戦闘機の訓練移転など、沖縄の基地負担をさらに軽減するようアメリカ側に協力を求めた。
また、緊張が続く朝鮮半島情勢などを踏まえ、日本の防衛や周辺事態における自衛隊とアメリカ軍のさらなる協力体制作りの協議を加速することで一致した。前原外相は「北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動をとれば、中国が提案した6か国協議の緊急会合を拒む理由はない」と述べている。