日米外相、新「共通戦略目標」策定で一致
アメリカ・ワシントンを訪問中の前原外相は6日、クリントン国務長官と会談し、朝鮮半島や中国などの情勢の変化に対応するため、安全保障上の「共通戦略目標」を新たに作ることで合意した。
約2時間行われた会談で、両外相は、中国の海洋進出や朝鮮半島などアジア情勢の緊張に対応するため、日本の防衛や周辺事態で自衛隊とアメリカ軍が一層連携できるよう協議を進めることで一致した。
さらに、日米双方で05年に定めた防衛上の指針「共通戦略目標」を作り直すことで合意した。両国は今年春の菅首相の訪米を前に、外務・防衛相会合「2+2」を開き、新たな戦略目標の策定を目指す。