物価高騰でデモ、23人死亡 チュニジア
北アフリカ・チュニジアで、物価の高騰などへの抗議デモが拡大している。治安部隊との衝突で、これまでに少なくとも23人が死亡した。
チュニジアでは先週から食料価格の高騰や高い失業率などに抗議するデモが相次いでおり、一部が暴徒化して警察署を襲撃するなど混乱が拡大している。ロイター通信などによると、治安当局との衝突でこれまでに少なくとも23人が死亡した。
こうした中、20年以上にわたって強権的な体制を敷いてきたベンアリ大統領が次の大統領選挙に出馬しないと表明し、事態の沈静化を図っている。
チュニジアには160人の日本人が滞在しており、日本大使館は警戒を呼び掛けている。