ロシア空港自爆テロ 容疑者の特定急ぐ
35人が死亡したロシア・モスクワ郊外のドモジェドボ空港で起きた自爆テロで、捜査当局は容疑者の特定を急いでいる。
非常事態省によると、自爆テロにより、外国人8人を含む35人が死亡、110人がケガをして入院している。一方、タス通信などによると、監視カメラの映像や目撃証言などから、捜査当局は自爆テロの実行犯を30~40歳くらいの白人の男とみて、人物の特定を進めている。
今回の事件に使われた爆薬は、TNT火薬7キロに相当するもので、その形態や手口などから、北カフカスを拠点とする反政府武装勢力の犯行という見方が強まっている。捜査当局ではこの他、今回の事件に関係しているとみられる北カフカス出身の男3人を指名手配して行方を追っている。
航空ダイヤはほぼ平常に戻ったが、厳しい警戒態勢が続いている。