カカオ豆を1か月間禁輸 コートジボワール
カカオ豆の生産量が世界一であるアフリカ・コートジボワールがカカオ豆の輸出を禁止し、世界的な価格上昇が懸念されている。
コートジボワール・ワタラ元首相は、国内の業者にカカオ豆の輸出を1か月間停止するよう命じた。
コートジボワールでは、去年11月の大統領選挙で前大統領のバグボ氏が敗れたものの、今も大統領の座に居座り、政治的な混乱が続いている。カカオ豆はバグボ氏の資金源とされることから、輸出を禁止することで資金を断ち切る狙いがあるとみられている。
コートジボワールはカカオ豆の供給量の4割を占める世界最大の生産国で、カカオ豆の世界的な値上がりが懸念されている。