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国際
2011年2月13日 2:08

平静保つエジプト デモ中心地で市民が掃除

 反政府デモが続いていたエジプトのムバラク大統領が辞任してから一夜明けた12日、首都・カイロは秩序が保たれており、平静を取り戻しつつある。一方で、新たな国づくりに向けた具体的な道筋はまだ示されていない。

 ムバラク大統領の辞任から一夜明け、反政府デモの中心地だったカイロのタハリール広場の光景は前日までとは一変し、大掃除の現場へと変わった。女性や子供も加わって、がれきやバリケードの残骸などを片付ける姿には、事を成し遂げた充実感が広がっていた。市民が戦車に乗って記念写真を撮っている様子も見られた。これまで取材陣がカメラを向けることも難しかった兵士の顔にも笑顔が見られるようになった。

 政変の後には治安が悪化したり、秩序が乱れたりするケースもあるが、カイロ中心部は平静を保っており、軍が引き続き市内の要所に展開している。

 市民「おれたちは自由を手にしたんだ!これから一生懸命働いて、日本のようになるよ!」

 一方、全権を掌握した軍の最高評議会は12日、新たな声明を発表した。軍は「新内閣樹立までは現内閣が国政に責任を持ちます」と述べて、当面は今までの内閣を存続させる方針を示した。そして、あらためて、公平で民主的な選挙によるスムーズな権力移行を行うことを保証すると宣言した。

 エジプトは30年の強権政治を経て、民主的な国づくりへの第一歩を踏み出した。