中東各国の反政府デモ拡大 産油地帯でも
中東各国の反政府デモの動きが広がっている。バーレーンでは首都の広場を再びデモ隊が占拠し、サウジアラビアでも住民による抗議行動が起こっている。
バーレーンでは19日、首都・マナマ中心部の広場を反政府側の市民が再び占拠した。これまでの衝突で5人が死亡している。
また、サウジアラビアでは17日、東部・アワミヤでイスラム教シーア派住民が、当局に拘束されている政治犯の釈放を求めて抗議集会を開いた。
クウェート東部・ジャハラでも約1000人がデモを起こして5人がケガをするなど、反政府デモの動きは湾岸の産油地帯に及び始め、原油市場への影響も懸念されている。