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日本の緊急援助隊、現地に到着 NZ地震

2011年2月24日 9:48

 ニュージーランドで起きた大地震で、現地では夜を徹して救助活動が続いている。被災地・クライストチャーチには日本時間24日午前1時前、日本の国際緊急援助隊が到着した。隊員総勢66人は、皆一様に緊張した面もちだった。

 震災発生から40時間以上が経過した。一般的に生存率が大きく下がるといわれる72時間を前に、一刻を争う対応が求められている。

 今回の救助チームは、海外で大規模災害が発生した際に派遣される世界各国の救助チームの中でも「ヘビー級」、つまり救助能力が非常に高いと認定されている。救助チームは警視庁の警備犬3頭の他、ファイバースコープや音響探知機などのハイテク機材を持ち込んでいる。また、医療器材も持ち込まれ、その重量は約10トンとなった。隊員の中には医師3人、看護師2人も含まれ、生存確認後のケア、救助後速やかに処置を施す態勢もとられている。

 一方、ニュージーランド政府は24日、これまでに確認された死者数は71人と発表した。ただ、当初300人としていた行方不明者については推定の数字と述べるにとどまり、全容はまだ把握できていないとしている。

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