日本人の安否依然不明 被災者家族に説明会

ニュージーランドは26日、地震発生から5日目を迎えた。現地の警察は、これまでに123人の遺体を収容したと発表した。25日から10人増えているが、行方不明となっている日本人の安否は依然として不明。警察によると、行方不明者は200人前後に上るという。
こうした中、現地で外国人被災者の家族に対する状況の説明会が開かれた。説明会には、被災した富山外国語専門学校の生徒の家族らも参加した。被災者についての情報がほとんどなく、2次被害の危険から現場にも入れない家族らは、厳しい表情で会場入りしていた。
日本からの国際緊急援助隊は、富山外国語専門学校の生徒らが被災したビルの倒壊現場で、24時間態勢の救出作業を続けている。現地では余震が続いていて、25日も数回、危険を避けるため作業を中断することがあったという。
また、ニュージーランド・キー首相は26日朝、日本をはじめとする各国からの緊急援助隊を訪ね、激励と感謝の言葉を述べた。