語学学校の壁に地震前から複数のヒビ NZ

ニュージーランドの地震で、安否不明となっている日本人28人が通っていた語学学校の壁に、地震の前からヒビが入っていたことが生徒の証言からわかった。
去年11月に撮影された語学学校の教室の写真では、壁の数か所に長いヒビが入っているのがわかる。このヒビは去年9月に発生した大地震でできたもので、その後、補修は行われなかったという。語学学校の生徒は「『ビルは丈夫だから安全』と教諭は話していた。ヒビが入っているのはこの部屋だけだし、安全だと思っていた」と話している。
ニュージーランド政府は、去年9月の地震後、クライストチャーチ市の被害調査や所有者の管理が適切だったのか調査することにしている。
一方、日本の緊急援助隊が活動しているビルの倒壊現場では、ガレキの撤去がほぼ終了した。地元当局は、現場での捜索が6日には終了する見込みだと発表した。