首都近くで激しい攻防、30人死亡 リビア
戦闘が続くリビア情勢で、首都・トリポリに近いザウィヤでは5日も激しい攻防戦が行われ、少なくとも30人が死亡した。
ザウィヤはトリポリにも近く、石油の精製工場などがある戦略上の要衝。カダフィ大佐を支持する政府側は一時、中心部まで侵攻するなど激しい攻撃を加えた。ロイター通信によると、少なくとも30人が死亡したという。また、同じく石油産業の拠点である東部・ラスラヌフでは、激しい戦闘の末、反政府側が街を掌握した。
一方、中東のテレビ・アルジャジーラなどによると、カダフィ大佐の出身地・シルテで5日、部族間の衝突があったという。また、アルアラビヤによると、反政府勢力は5日、シルテ周辺にまで達したということで、さらなる戦闘の拡大が懸念される。