政権側、反政府側に対話呼びかけ リビア
内戦状態に陥っているリビアでは、7日も反政府側が制圧した都市に対する激しい攻撃が行われている。
カダフィ政権側は7日、反政府側が制圧したリビア中部・ラスラヌフを空爆、アルジャジーラによると、3人が死亡したという。
リビア中部をめぐる攻防が激しさを増す中、政権側からは対話を求める動きも出ている。カダフィ大佐の側近で、東部・ベンガジ出身のタルヒ元首相は7日、テレビを通じて「危機を終わらせるため、対話が必要だ」とする声明を読み上げた。
政権側による対話の呼びかけは初めてだが、反政府側の「国民評議会」はこれを拒否、あくまでカダフィ大佐の退陣を求める考えを強調している。