米シャトル「ディスカバリー」帰還、退役へ
アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「ディスカバリー」が9日、最後のフライトを終えて地球に戻った。
現役のスペースシャトルの中で最も古いディスカバリーが9日、39回目のフライトを終え、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターに無事帰還した。27年間、宇宙との間を行き来してきたが、これが最後のフライトとなる。
費用がかさむスペースシャトル計画は今年で打ち切られるため、残る打ち上げは4月19日の「エンデバー」と6月28日の「アトランティス」となる。
ディスカバリーは去年、日本人でシャトルの最後の搭乗員となった山崎直子宇宙飛行士を乗せた機体で、退役後はワシントンにある国立航空宇宙博物館に展示される予定。