NY株大幅続落 中国経済の失速を懸念
10日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は中国経済の失速を懸念するなどして大幅に値を下げた。
10日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は急落してスタートした。アメリカの労働省が発表した雇用関連の指数が市場の予想より悪かったことや、世界経済を強力に引っ張っている中国の貿易統計で輸出の伸びが鈍くなっていて中国経済の減速懸念が出てきたことなどがその理由となっている。さらに、アメリカの格付け会社がスペイン国債を1段階格下げしたことも大きく影響した。
この結果、優良株で構成するダウ平均株価の終値は前日比228ドル48セント安い1万1984ドル61セントとなった。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比50.70ポイント安い2701.02で取引を終えた。
ダウ平均株価、ナスダック総合指数とも1.8%以上の大幅な下落となった。