微量な放射性物質観測、艦船一時待避~米国
東日本大地震の被災地の沖合で支援活動を行っている在日アメリカ海軍は、福島第一原子力発電所から発生したとみられる低レベルの放射性物質を観測したとして、艦船を一時待避させたことを明らかにした。
在日アメリカ海軍は沖合に数隻を展開させて支援に当たっており、原子力空母「ロナルド・レーガン」は、福島第一原発がある海岸から160キロ北東に展開中だった。しかし、12日の福島第一原発1号機の爆発などで発生したとみられる微量な放射性物質を空中と空母上で測定したため、船の配置場所をより陸地から離れた洋上に移したという。
海軍の発表によると、仙台近くで救援活動に携わったヘリコプターの乗組員17人からも微量の放射性物質が測定されたが、すでに洗浄処置を終えていて、これ以上の汚染は確認されていないという。