日本とASEAN、緊急の外相会議を開催
東日本大震災の発生を受けて、日本とASEAN(=東南アジア諸国連合)による緊急の外相会議が9日、インドネシア・ジャカルタで開かれた。
会議は、04年のインド洋大津波で甚大な被害を受けたインドネシアが急きょ開催を呼びかけ、実現した。
松本外相は会議で、各国が懸念を抱く福島第一原発の事故について、現状や対応策を説明し、理解を求めた。さらに、日本産の食品の安全性に不安が広がっている事態にも冷静な対応を呼びかけた。
また、日本とASEANとの防災協力のあり方も話し合われ、災害救援に関する合同演習を定期的に行うなど、今後、連携を強化していくことを確認した。