坂本龍一さん、被災者支援コンサートに出演
アメリカ・ニューヨークで9日、東日本大震災の被災者支援のためのチャリティーコンサートが開かれ、音楽家・坂本龍一さんらが出演した。
坂本さんが選んだテーマは、犠牲者への「鎮魂」。日本への思いを能の要素を取り入れた即興の曲で表現した。地震が発生した時、東京のスタジオでレコーディング中だったという坂本さんは、被害の大きさを知り、今でもショック状態が続いているという。
しかし、「みんなで悲しんでばかりいるわけにもいかない」と、最後はチャップリン作曲の「スマイル」を演奏した。被災者に少しでも笑顔と希望を伝えたいとの思いを込めた曲の演奏が終わると、会場からは大きな拍手がわき起こった。
コンサートの収益金は全額、日本の被災者のために寄付される。