カダフィ政権軍、クラスター爆弾使用か
内戦状態が続くリビアで、カダフィ政権軍が反政府側の市民に対しクラスター爆弾を使用したと、人権団体が発表した。カダフィ政権側は否定している。
これは、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」が明らかにしたもので、反体制側の市民の抵抗が続くリビア西部・ミスラタの住宅地で、数回にわたってクラスター爆弾の爆発が目撃されたという。
クラスター爆弾は、一つの爆弾から多数の小型爆弾を広範囲にわたってまき散らすもので、戦闘後も不発弾が住民に大きな被害をもたらすことから、使用を禁止する国際条約が結ばれている。