日本政府、原発事故の現状を中国で説明
日本政府は21日、福島第一原子力発電所の事故の現状や日本の食品の安全性などを説明する会を中国・北京で開いた。
在中国日本大使館と日本貿易振興機構(JETRO)の共催で北京のホテルで行われた説明会には、中国の外務省や環境保護省など関係する省庁の当局者や中国メディアの記者、日本企業の関係者ら約100人が集まった。原発事故処理の現状や見通しに加え、放射線量の計測状況やデータの公開方法、農水産物への対策を説明した。その上で、食品の安全性が確保されている現状などを訴えた。
原発事故を受け、中国では現在、日本の食品の輸入が事実上全て止まっている。政府は同じ説明会を22日に上海で、その後は他の国でも開くことにしており、世界的にも起きている風評被害を防ぎたい考え。