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ビンラディン容疑者を殺害、遺体収容~米国

2011年5月2日 14:32

 アメリカ・オバマ大統領は日本時間2日午後0時半過ぎ、緊急声明を発表し、01年のアメリカ同時多発テロの首謀者とされる国際テロ組織「アルカイダ」のウサマ・ビンラディン容疑者を殺害したと発表した。遺体はアメリカ当局が収容したという。

 オバマ大統領が緊急声明を発表するという情報は日本時間2日午前11時過ぎに突然伝えられた。

 オバマ大統領は09年の就任直後から、ビンラディン容疑者の身柄拘束あるいは殺害を最優先課題としてきたと振り返った。去年8月からビンラディン容疑者の居場所に関する情報が集まりはじめ、先週、精度の高い情報がもたらされたことから、先月29日に身柄確保に向けた作戦の決行を指示。1日にパキスタン・イスラマバード郊外の家屋で、銃撃戦の末、ビンラディン容疑者を殺害したという。一連の作戦でアメリカ側に負傷者はいないという。

 また、アメリカ政府高官によると、今回の作戦でビンラディン容疑者の息子も死亡したという。

 オバマ大統領は今回のビンラディン容疑者の殺害について、「アメリカはやろうとしたことを何でも成し遂げることができることが証明された」と語り、今後もテロとの戦いに全力を挙げる姿勢を強調した。

 オバマ大統領の声明発表を受け、ホワイトハウス前には早速、国旗を手にした国民が集まり、歓喜の声を上げている。同時多発テロ発生から今年9月で丸10年を迎えるアメリカは、テロとの戦いで大きな節目を迎えた。