イスラム教徒とコプト教徒衝突、10人死亡
エジプトの首都・カイロで7日、イスラム教徒とキリスト教徒の衝突があり、10人が死亡した。
衝突があったのはカイロ市内にあるキリスト教の一派・コプト教の教会で、7日夜、「イスラム教に改宗しようとした女性が教会に監禁されている」などとしてイスラム教徒数百人が詰めかけ、コプト教徒との間で衝突に発展した。銃撃戦や投石による応酬もあったということで、エジプト保健省などによると、10人が死亡、186人がケガをした。
エジプトでは、イスラム教原理主義勢力を厳しく取り締まってきたムバラク政権が今年2月に崩壊した後、急進的なイスラム教徒の活動が活発化しており、3月にもコプト教徒との衝突で13人が死亡している。