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IMFトップ逮捕、地元・仏国で波紋広がる

2011年5月16日 8:17

 国際通貨基金(=IMF)のトップでフランス大統領選挙の有力候補が性的暴行などの疑いで逮捕されたことに、地元では波紋が広がっている。

 アメリカ・ニューヨーク警察によると、逮捕・訴追されたのはIMFの専務理事・ストロスカーン容疑者で、宿泊先のホテルで客室係の女性に性的暴行を加えたなどの疑いが持たれている。

 ストロスカーン容疑者は来年のフランス大統領選挙で野党・社会党の有力候補とみられていたため、フランス国民からは「彼がそんなことをするとは思わなかった。恥だね」といった声が聞かれた。

 社会党・ロワイヤル元環境相は「有罪が証明されるまでは推定無罪だ」と話していて、ロイター通信などによると、ストロスカーン容疑者側は無罪を主張する構え。しかし、サルコジ政権の打倒を狙う社会党への政治的ダメージは避けられない見通し。