米・イスラエル首脳会談 溝の深さ浮き彫り
アメリカ・オバマ大統領は20日、ワシントンでイスラエル・ネタニヤフ首相と会談した。ネタニヤフ首相は、オバマ大統領が19日の演説で求めたヨルダン川西岸の入植地などからの撤退を拒絶、両者の溝の深さが浮き彫りとなった。
オバマ大統領とネタニヤフ首相は中東和平交渉などをめぐり、1時間半以上にわたり、意見交換した。ネタニヤフ首相は、オバマ大統領が求めたヨルダン川西岸のユダヤ人入植地からの撤退について、断固拒否する考えを強調した。
また、イスラム原理主義組織「ハマス」がパレスチナ統一政府に加わることについて、ネタニヤフ首相は「テロ組織とは交渉できない」と述べるなど、中東和平交渉再開に向けた道筋の険しさが目立つ結果となった。