パキスタンで海軍基地襲撃される 5人死亡
パキスタン海軍の基地が22日、武装集団によって襲撃され、少なくとも5人が死亡した。国際テロ組織「アルカイダ」のウサマ・ビンラディン容疑者殺害の報復とみられる。
襲撃があったのはパキスタン南部・カラチにある海軍の航空基地で、22日夜、銃や手投げ弾で武装した十数人の集団が基地に突入した。ロイター通信によると、襲撃で大きな爆発が10回以上起き、パキスタン海軍側との銃撃戦に発展。これにより、航空機1機が破壊された他、少なくとも5人が死亡し、襲撃から8時間以上が経過した時点でも武装勢力と軍の間で銃撃戦が続いているとみられる。
ロイター通信は、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が今回の襲撃について、「ビンラディン容疑者殺害への復讐(ふくしゅう)だ」と認めたと伝えている。