訪中の北朝鮮・金総書記、揚州で工場視察
中国訪問4日目を迎えた北朝鮮・金正日総書記は23日、父親・故金日成主席ゆかりの地である江蘇省揚州で、工場などの視察を行っている。
金総書記が訪れている揚州では、宿泊先とみられる迎賓館など各所で厳重な警戒態勢が敷かれている。金総書記の一行は、中国最大手の太陽電池メーカーや経済技術開発区にある工作機械の工場を訪れた。中国・温家宝首相は、金総書記について、中国の発展を学んでもらうために訪中を要請したことを明らかにしており、今後も工場などを視察するものとみられる。また、一行は観光名所の湖なども訪れている。
揚州は、中国・江沢民前国家主席の出身地で、91年に金総書記の父親である故金日成主席も訪れており、金総書記は現地で江氏と会談する可能性もある。