２３日、中国訪問４日目を迎えた北朝鮮・金正日総書記は、父親・故金日成主席ゆかりの地、江蘇省揚州に滞在している。ショッピングセンターを訪れる金総書記の姿を、ＮＮＮのカメラが捉えた。
金総書記は２３日、中国最大手の太陽電池メーカーや経済開発区にある工作機械の工場などを視察した後、午後はショッピングセンターを訪れた。専用車から降りた金総書記は、若干、左足を引きずりながらも、しっかりとした足取りで店内へと入った。
金総書記はスーパーマーケットを視察中、ドリアン売り場で足を止め、「ドリアンはいいなあ」と話したという。店員は「（金総書記は）漬物や野菜、リンゴを見ていました。（食品売り場を）３回くらい回っていました」と話した。
現場には、中国の外交を統括する戴秉国国務委員らが同行していたが、三男で後継者・正恩氏の姿は見られなかった。
また、楊州近くの南京空港に北朝鮮の「高麗航空」の飛行機が止まっているのが確認された。一部では、正恩氏が飛行機で同行しているとの見方も出ている。
金総書記は２４日、南京に移動し、その後、北京に向かうものとみられる。
