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危機管理マニュアル作成決定~日中韓観光相

2011年5月29日 16:33
危機管理マニュアル作成決定~日中韓観光相

 第6回となる日中韓の観光相会合が29日、韓国・平昌で行われ、観光への風評被害を防ぐために共通の危機管理マニュアルをつくることを決定した。

 平昌は18年の冬季オリンピック立候補地で、共同会見はスキージャンプ台前で行われた。東日本大震災以降、日本への旅行者が大幅に減る中、大畠国交相は「日本においでになる観光客の皆さんには、安全と安心を確保しますので、ぜひおいでいただきたいと存じます」と述べ、「東京や成田の放射線量は、中国・北京や韓国・ソウルと変わらない」と日本の安全性をアピールした。

 3か国は今回の会合で、観光への風評被害を防ぐために共通の危機管理マニュアルをつくることを決定した。また、低濃度の放射性物質を含む汚染水の放出をめぐって韓国で反発が広がったこともあり、正しい情報の共有が重要との認識で一致した。

 次回の会合は来年、日本で行われるが、東北地方の東日本大震災の被災地を開催候補地として調整を行うという。