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在韓米軍基地の跡地に化学物質か 当局調査

2011年5月31日 23:37

 韓国・ソウル近郊にあるアメリカ軍の基地跡地に化学物質が埋められた疑いがあるとして、韓国軍当局などが調査に乗り出した。

 調査が始まったのはソウル近郊・富川にあるキャンプ・マーサーの跡地。かつて勤務していた元アメリカ兵が具体的な場所や時期を特定した上で、「大量の化学物質や防護服などを埋めた」とインターネットに書き込んでいたため、付近の住民の間で不安が広がっていた。これを受け、韓国の国防省や環境団体が31日から調査に乗り出した。

 韓国では、南部にある在韓米軍基地のキャンプ・キャロルでも元アメリカ兵の証言などにより枯れ葉剤が埋められているとの疑いが強まっていて、米韓合同の調査が始まっている。